鈴鹿大学同窓会鈴風会

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大野 綾香さん

2020年度卒業

国際人間科学部
国際学科(現国際地域学部国際地域学科)

(三重県・松阪高等学校出身)

現在、どのようなお仕事をされていますか?

南伊勢町の職員として、広報誌制作やSNSでの情報発信といった広報業務と、国勢調査などの統計業務を担当しています。
広報誌制作では、全ページの原稿のとりまとめからレイアウト、印刷会社に引き渡すまでを任されています。ひとりでも多くの町民の方に手に取ってもらい、必要なことが伝わるよう、情報の取捨選択やレイアウトを考えます。担当コーナーの取材や表紙の写真撮影をすることも。町民の方とふれあうときや、いい写真が撮れたときにやりがいを感じます。誌面のこどもたちの姿から高齢者が元気をもらったり、「自分の孫が載った」という喜びを感じたりしてもらえたらと考えながら仕事をしています。

大学生活は、お仕事にどう役立っていますか?

現在の仕事では、来庁者や取材先の方など、多くの人と関わります。
言葉の壁はありませんが、一方的に判断せずちゃんと相手の言いたいことを理解する姿勢が必要。それができるのは、“ほぼ海外”みたいな環境の鈴鹿大学で、入学前はほとんど機会がなかった、異文化にふれる経験ができたからこそです。東南アジアを中心としたさまざまな国からの留学生と一緒に学んでわかったのは、自分の伝えたいことを100%伝える難しさ。また「異文化コミュニケーション」の授業で、日本人にとっての“普通”が、他国の人には違うことを学べたことも大きな収穫でした。

大学時代の一番の思い出は?

当時あった学生広報部「SUZUKA9」で、合計6回のオープンキャンパスの企画・運営をしました。
私はアイデアを出すことが苦手なうえ、副部長という大役も任され、苦労もありました。それでも高校生に楽しんでもらえるよう、当時人気だった韓国のチーズハットグをつくる催しや、韓国人留学生による韓国講座を開いて好評! 司会やキャンパスツアーの案内なども担当して、人前に出て話すことに少しは慣れた成長感も味わいました。

「鈴鹿大学でよかった」と思うことはなんですか?

私は大学時代の学生広報部でも、広報誌制作を経験しました。読み手のことを考えながら構成を決め、企画から先生の取材、記事の制作、誌面のチェックまで。今の仕事で制作する広報誌は町の全世帯に配布されるもので、大学の広報誌よりも発行部数は格段に多いのですが、制作の流れはほぼ同じ。ある程度やり方をつかめていたおかげで、1年目から戸惑うことなく取り組めています。
大きすぎない規模の鈴鹿大学で、一人ひとりを見てくれる先生のすすめで経験できたことが、今につながっています。